コロンビアのコーヒー豆の産地など
コロンビアのコーヒー豆の山地には、大きく分けて三つあります。
北部は、マグダレナ・カサナレ・サンタンデールなどで、優しい酸味とコクが特徴です。
中部は、カルダス・リサラルダ・キンディオなどで、バランスのよい味と香りが特徴です。
南部は、ナリーニョ・ウイラ・カウカなどで、強い酸味と香りが特徴です。
そして、コロンビアのコーヒー豆は、すべて「アラビカ種」という品種です。
そのアラビカ種には四つの種類があるのですが、主に栽培されているのは「カトゥーラ種」と「バリエダコロンビア種」の二つです。
コロンビアは、国土が南北に広がっていて、地域に応じて気候などが異なるため、同一の品種であっても作られる場所によって香りなどが違うのです。
そして、コロンビアのコーヒー豆は大きさによって格付けが決まってきます。
スクリーンというふるいで大きさを計測し、その大きさで等級が決定されます。
スクリーンサイズが12だと「エクセルソ カラコル」、15だと「エクセルソ ヨーロッパ」、16だと「エクセルソ エクストラ」、17だと「エクセルソ マラゴジッペ」、18だと「エクセルソ プレミアム」となり、16以上の物とカラコルだけがスペシャルティコーヒーとされています。
コロンビアのコーヒー豆の味や飲み方など
コロンビアのコーヒーは、日本でもよく知られていますが、まず味については、「バランスのよい苦みと酸味」「すっきりした味わい」が特徴です。
あまり癖がないので、ブレンドのベースに使用されることも多々あります。
次に香りについては、コーヒー豆の時点では木の実のような香りがし、いざコーヒーにしてみるとフルーティーな香りを発するようになります。
そして、コロンビアのコーヒーの美味しい飲み方についてですが、おすすめできる焙煎度は「ミディアムロースト」から「フルシティロースト」です。
これらの焙煎度であれば、バランスのよい苦みと酸味のあるコーヒーを味わうことができます。
また、酸味をよく味わってみたいなら、浅炒りもよいでしょう。
フルーティーな酸味が味わえます。

そして、コロンビアのコーヒー豆の特徴は何といっても酸味ですが、中にはそれが苦手だという人もいるでしょう。
そのような場合は、「浅炒りは酸味が発生しやすいので、中炒りまたは深入りにする」「硬水を使用すると、酸味を抑制することができる」などの方法を採ると、飲みやすくなるでしょう。
そして、上述しているようにコロンビアのコーヒーはフルーティーな酸味が特徴ですが、これにはナッツ類の入った食べ物がよく合います。
ですから、ナッツが入ったチョコレートなどを一緒に食べるのがおすすめといえます。
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